こんにちは、温活ととこです。
急に寒くなりましたね。
寒さが厳しくなるにつれて、ヒートショックのリスクが高まること、ご存じでしたか?
今日はヒートショックについてと予防法についてお話したいと思います!
ヒートショックって何?
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動することで起こる血管収縮・拡張のことです。
暖かい部屋から寒い部屋へ移動したり、お風呂に入ったりする際に、体温が急激に変化することで、心臓や脳に負担がかかり、ヒートショックがおこります。
心筋梗塞や脳卒中を引き起こすこともありますので、注意が必要です。
特に高齢者は注意が必要です。
なぜ、高齢者は特に注意が必要なのか?
🟠体温調節機能の低下
年齢とともに体温調節機能が低下するので、温度変化に体が対応しにくくなります。汗腺の働きが低下するため、体温の上昇に気づきにくく、熱中症のリスクも高まります。血管の弾力性が低下し、血圧が変動しやすくなります。
🟠基礎疾患の有無
高血圧、心臓病、脳血管疾患など、基礎疾患を持っている高齢者は、ヒートショックによって症状が悪化したり、新たな病気を引き起こすリスクが高まります。糖尿病も、血管を傷つけるため、ヒートショックのリスクを高める要因となります。
🟠薬の服用
血圧を下げる薬や利尿剤など、特定の薬を服用している場合、血圧が変動しやすくなり、ヒートショックのリスクが高まります。
🟠生活習慣の変化
運動量が減る、食事量が減るなど、生活習慣の変化も、体温調節機能の低下に繋がり、ヒートショックのリスクを高める可能性があります。
🟠単独生活
一人暮らしの高齢者は、周囲に気づいてもらえず、ヒートショックで倒れても発見が遅れる可能性があります。
これらの理由から、高齢者は注意が必要です。
予防のポイント
1.入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう
シャワーから給湯して湯を浴槽に張ると、シャワーの蒸気で浴室の温度が上がります。沸かし湯の場合は、浴槽の湯が沸いたところで、十分にかき回して蒸気を立てて浴室の温度を上げましょう。
2.お風呂の温度は41℃以下、湯に浸かる時間は10分までを目安にしましょう
長時間入浴すると、体温が上昇しすぎる可能性があるので気をつけましょう。
3浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう
浴槽で倒れて溺れる可能性がありますので、手すりなどを使ってゆっくり立ち上がりましょう。
4.食後すぐの入浴や、飲酒後、薬の服用後の入浴は避けましょう
食後低血圧になる場合がありますので、食後すぐの入浴は避けましょう。
飲酒後、アルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
体調の悪い時や、薬の服用後は入浴は避けましょう。
ヒートショック予報でリスクの目安を!
ヒートショック予報とは
ヒートショック予報とは、日本気象協会から気象予測情報に基づいて家の中でのヒートショックのリスクを10月から3月まで提供してくれるサービスです。
ヒートショックの目安を「油断禁物遅れる」→「注意」→「警戒」→「気温差警戒」→「冷え込み警戒」の35種類のアイコンでお知らせしてくれます。
見やすくてとても便利なサービスですよね。
ぜひ、お出かけの際やお風呂の前にチェックして活用してくださいね。
ヒートショック予報(日本気象協会リンク)(新しいウィンドウで開きます)
まとめ
いかがでしたか、ヒートショック対策は、健康寿命を延ばして、より充実した毎日を送るための一つと言えます。ヒートショックを防ぐことでアクティブウェルネスに過ごしましょう。