健康

熱中症かな?と思ったら!軽度の熱中症です。

こんにちは、温活ととこです。
毎日暑い日が続いていますね。前回は熱中症予防のためのお話しをしましたが、今回は「これ熱中症かな?」と初期の熱中症を見極める方法と、その際の適切な応急処置について詳しく解説していきましょう。

熱中症かな?と思ったら

軽度の熱中症であっても、放置すれば重篤な健康被害につながる可能性があります。そのため、初期症状を見逃さず、迅速に対応することで、健康を守りましょう!

軽度の熱中症の症状は?

熱中症の症状は、その重症度によって大きく異なります。軽度の熱中症を正確に認識し、適切な行動をとるためには、初期のサインを把握し、より重い症状との違いを理解することが不可欠です。

初期症状の具体的なサイン(軽度熱中症 / Ⅰ度)

軽度の熱中症は、体が熱にさらされ、水分と塩分のバランスが崩れ始めた初期段階で現れることが多いです 。具体的には、立ちくらみ、めまい、筋肉のこむら返り、手足のしびれ、倦怠感、生あくび、筋肉痛、吐き気、嘔吐、頭痛などが挙げられます 。これらの症状は、大量の汗をかいているにもかかわらず、皮膚が冷たく、顔色が蒼白になることも特徴です 。  

軽度熱中症の最も重要な特徴は、「意識がはっきりしていること」です 。意識が明確であることは、自己判断での応急処置が可能であるか、あるいは医療機関への受診が必要かを判断する上での主要な指標となります 。

熱中症の重症度別症状と対応の目安

🟠重症度 Ⅰ度(軽症)
・症状
 めまい、立ちくらみ、生あくび、筋肉痛、筋肉がつる、手足のしびれ、倦怠感、吐き気、
 嘔吐、頭痛、大量発汗、皮膚冷たい、顔色蒼白、意識ははっきりしている
・対応方法
 現場で応急処置、経過観察

🟠重症度 Ⅱ度(中等症)
・症状
 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感(ぼーっとする)、集中力・判断力低下
・対応方法
 医療機関を受診

🟠重症度 Ⅲ度(重症)
・症状
 意識がない、応答が鈍い、言動がおかしい、けいれん、手足が動かない、体温40℃以上、
 汗をかいていない、皮膚赤い、皮膚乾燥、脈ゆっくり、血圧低い
・対応方法
 救急車を呼ぶ

軽度の熱中症、応急処置の「3原則」を知ろう!

軽度の熱中症と判断した場合、症状の悪化を防ぐためには、迅速かつ適切な応急処置の「3原則」を徹底することが重要です。

応急処置の3原則

熱中症の応急処置は、以下の3つの基本的なポイントがあります。

1.涼しい場所への移動

 直射日光を避け、風通しの良い、涼しい場所に移動させます。

2.体を冷やす

 服をゆるめ、首、脇の下、太ももの付け根など、太い血管のある部位を冷やします。

 氷や冷たいタオル、保冷剤などを使って体を冷やしましょう。

 扇風機やうちわで風を送るのも効果的です。

3.意識がある場合のみ適切な水分・塩分補給

 自分で水分を摂れる場合は、経口補水液やスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給しま
 す。

 意識がない場合や、吐き気がある場合は、無理に水分を与えず、医療機関を受診してくだ
 さい。

これらの原則を正しく実行することで、症状の改善をはかります。

まとめ

今回は、軽度の熱中症の症状の見極め方と、その際の応急処置についてお話ししました。熱中症は、日々の生活の中で誰にでも起こりうる身近な危険ですが、正しい知識と迅速な行動があれば、その多くは重症化を防ぐことができます。

もし「熱中症かな?」と感じたら、今回ご紹介した応急処置の3原則を思い出して対応してください。特に、意識の状態を常に確認し、少しでも異変を感じたら迷わず医療機関を受診する、あるいは救急車を呼ぶことが重要です。

熱中症は、予防が何よりも大切です。こまめな水分補給や涼しい場所での休憩など、日頃から対策を心がけましょう。アクティブウェルネスな毎日を過ごしましょう!
温活ととこでした。

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