ヒートショックを予防しよう
こんにちは、寒くなってきてこたつの恋しい季節になりましたね。
師走で皆さんお忙しく過ごしているかと思いますが、こんな時期こそ大切な入浴の重要性について、今回はお話していきたいとおもいます。
ヒートショックを知ってる⁉️
皆さんは『ヒートショック』のことをどれくらい知っていますか?ヒートショックという言葉の意味を実際に知っている人はどれくらいいるのでしょう?
調べて見たところ、消費者庁のホームページに参考になるアンケート結果が出ていました。
あなたはヒートショックについて見聞きしたことがありますか?
- 内容まで知っている・・・62.3%
- 内容までは知らないが言葉は知っている・・・30.1%
- 聞いたことがない・・・7.5%
なんと6割以上の方が知っていました!ヒートショックがどれほど多くの人にとって身近な存在なのかがわかりますね。
では、ヒートショックという言葉にあまり馴染みがない方向けにヒートショックとはなんなのか、再度おさらいしてみましょう。
ヒートショックとは、大きな気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管に重大な疾患が起こることです。心筋梗塞や脳内出血、脳梗塞などの症状がよく知られています。
気温の大幅な上下によって発生する現象であるため、脱衣所や室内が寒くなりやすい冬場は温かい風呂場との気温差でヒートショックを起こしやすい時期です。
特に65歳以上の高齢者や基礎疾患、生活習慣病がある方などが影響を受けやすいとされており、当てはまる方たちはこれからの季節要注意と言えるでしょう⚠
ヒートショック対策
では実際に、どのようなことを行えばヒートショックを対策できるでしょう?
簡単にできるヒートショック対策
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
- お風呂を沸かす際に、暖房器具(電気のものが良いですね)で脱衣所と浴室を暖める
- お風呂を入る前、服を脱ぐ前にシャワーを出して浴室内を暖める
- 素足で触れる床にマットなどを敷く
- 浴室暖房を使う(あれば積極的に使いましょう)
- 湯温は熱くしすぎない
- 寒暖差を防ぐためにお湯の温度は41℃以下に設定する
→寒いと42℃以上の熱めの入浴をしたいところですが、急激な血圧の変動を防ぐためにも 熱すぎない温度、41℃以下で入浴しましょう。
- 寒暖差を防ぐためにお湯の温度は41℃以下に設定する
- 長い間湯に浸からない
- 湯に浸かる時間は10分以内
→41℃〜40℃で10分入浴すると、体温は約38℃位まで上昇します。そのまま長く入浴し続けると体温は更に上がり、外の気温との温度差でヒートショックが発生しやすくなります⚠あまり長湯はしないよう気をつけましょう。
- 湯に浸かる時間は10分以内
- 浴槽から急に立ち上がらない
- 浴槽から立ち上がるときはゆっくりと!
→入浴中は体に水圧がかかっており、簡単に言えば全方向からぎゅうぎゅうと圧迫されている状態です。その状態から急に立ち上がると、圧迫していたものがなくなりますので血管が拡張され、瞬時的に血流が増えます。そのため圧迫されていた身体部分の血流が増え、代わりに脳の血流が少なくなってしまうためめまいや立ちくらみが起こりやすくなります。
- 浴槽から立ち上がるときはゆっくりと!
- 食後すぐの入浴は避ける
- 食後1時間程度経ってから入浴する
→食後は食べ物を消化するために消化器官に血液が集まります。そのため全身の血圧が低めの状態になり、温度差による血圧の上下が起こりやすくなり、酷いときには失神してしまう危険性もありますので、少なくとも1時間以上はゆっくりと休憩してから入浴しましょう。
- 食後1時間程度経ってから入浴する
- お酒・医薬品服用後の入浴は避ける
- お酒や薬を飲んだあとは出来るだけ入浴を避ける
→これらを服用したあとすぐに入浴すると、お酒や薬の影響で血圧が急上昇、急降下する恐れがあります。
お酒の酔いが醒めないうちに入浴して溺れてしまう、なんてこともあり得ますので 飲みすぎた日はシャワーだけで済ませるようにしましょう。
- お酒や薬を飲んだあとは出来るだけ入浴を避ける
- 不安なときは入浴する前に同居者に一声かけてから入浴する
→ヒートショックが起こりやすいとされている65歳以上の高齢者や基礎疾患、生活習慣病がある方などは危険を避けるため、入浴前に同居者に一声かけるのがおすすめです。 万が一失神してしまった際などに早めの発見、早めの措置に繋がりますよ。
いかがでしたか?
ちなみに温活ととこはお風呂を沸かす時にわざと蓋を開け、シャワーも出して、浴室内の温度が上昇するようにしています。
けれど現在の燃料費高騰を考えると、電気の暖房器具を使うのとどちらが良いのか悩みますね。
ヒートショックが起きるピークは1月と言われていますので、皆さん体調に気をつけて楽しいクリスマス、お正月を過ごしてくださいね!
日本気象協会では『ヒートショック予報』を毎日発表しておりますので、こちらも参考にしてみるのもおすすめです♫
https://tenki.jp/heatshock/
とっても危険なヒートショックですが、正しい知識と温活で負けることなく寒い冬を乗り切りましょう!
参考元;消費者庁HP
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_013/
引用元 消費者庁