春の訪れとともにやってくる花粉シーズン。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ…今年は過去最悪レベルかも!?
そんな悩みを抱えるみなさまに、この記事では花粉症のメカニズムから、今日からできる対策、そしておすすめの食材までご紹介します。
日本人の2.5人に1人が花粉症!?

環境省の調査によると、日本では約4割の人が花粉症に悩んでいるそうです。
2.5人にひとり!
特に、スギ花粉症は最も一般的な花粉症で、毎年多くの人が苦しんでいます。
花粉症の原因は?

花粉症は、花粉に対するアレルギー反応です。花粉が鼻や目などの粘膜に付着すると、それを体が異物と認識し、IgE抗体という物質を作ります。このIgE抗体が花粉と結合すると、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの症状を引き起こします。
花粉症を軽減させるには?

花粉症の症状を軽減するためには、以下の3つの対策が重要です。
花粉の回避
花粉症の症状は、花粉に曝露されることで悪化します。そのため、花粉を避けることが最も基本的な対策となります。
外出時の対策:
🔵花粉の飛散が多い日や時間帯(午前中や風の強い日など)の外出はできるだけ避ける。
🔵外出時は、マスク、メガネ、帽子などを着用し、花粉の侵入を防ぐ。
🔵花粉が付着しやすい素材の服は避け、つるつるした素材の服を選ぶ。
🔵帰宅後は、衣服や髪の毛についた花粉を払い落とし、手洗いやうがいをする。
室内での対策:
🔵窓を開ける際は、花粉の飛散が少ない時間帯を選び、短時間にとどめる。
🔵空気清浄機や加湿器などを活用し、室内の花粉濃度を下げる。
🔵こまめに掃除をし、花粉を吸い込まないように注意する。
🔵布団や衣類などを外に干す際は、花粉が付着しないように注意する。
その他:
🔵花粉情報(天気予報など)をこまめにチェックし、花粉の飛散状況を把握する。
🔵花粉が多く飛散する地域への旅行は避ける。
薬物療法

花粉症の症状が現れた場合は、薬物療法で症状を緩和することができます。
🔵抗ヒスタミン薬: くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状を緩和します。
🔵ステロイド薬: 鼻炎症状が強い場合や、抗ヒスタミン薬で効果がない場合に用いられます。
🔵ロイコトリエン拮抗薬: 鼻づまりや気道過敏性を改善します。
🔵その他: 点鼻薬、点眼薬、漢方薬などもあります。
生活習慣の改善

生活習慣の改善は、花粉症の症状を軽減するだけでなく、健康的な生活を送る上でも重要です。
🔵規則正しい生活:
・十分な睡眠時間を確保する。
・バランスの取れた食事を摂る。
・適度な運動を行う。
・ストレスを溜めないようにする。
🔵食生活の改善:
・ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に食べる。
・発酵食品(ヨーグルト、納豆など)を摂ることで腸内環境を整える。
・カフェインやアルコールの摂取は控えめにする。
🔵その他:
・禁煙する。
・過労を避ける。
・十分な休養をとる。
おすすめ食材
花粉症の症状を和らげる効果が期待できる食材をご紹介します。
🔵ヨーグルト
乳酸菌が腸内環境を整え、免疫力を高める。
🔵緑茶
カテキンが、抗アレルギー作用を持つ。
🔵ハチミツ
免疫力を高め、炎症を抑える効果がある。
🔵ショウガ
体を温め、血行を促進する。
🔵シソ
ペリルアルデヒドがアレルギー反応を抑制する。
※ヨーグルトの種類によって、含まれる乳酸菌の種類が異なります。様々な種類のヨーグルトを食べることで、多様な乳酸菌を摂取でき、腸内フローラのバランスを整える効果が期待できますよ!
最後に

花粉症は辛いものですが、適切な対策と生活習慣を心がけることで、症状を軽減することができます。ぜひ、自分に合った対策を見つけて、快適な春を過ごしてくださいね!
アクティブウェルネスな毎日を!
温活ととこでした!
(参考文献)
環境省花粉症環境保健マニュアル2022